旅の仲間-シーン-2-
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アモンスールの見張り台でのナズグルとの戦いの後、モルグルの剣で刺されたフロドは瀕死状態だった。そこにストライダーの知人、アルウェンが現れた。彼女はフロドをエルフの里「裂け谷」に連れて行けば、なんとかなるとひとり馬を走らせ裂け谷に向かう。またもや指輪を追ってナズグル9人がアルウェンとフロドを追跡してきた。川を渡りきりナズグルを交わした2人は裂け谷に到着する。そこには、3000年前、人間と共に戦ったエルロンドがいた。アルウェンの父である。フロドはエルフの力で回復に向かった。そしてそこには、オルサンクの塔より、グアイヒアの力を借りて脱出したガンダルフもいたのだ。彼は、サルマンに助言を求めに行ったにもかかわらず、囚われの身になっていたのだ。サルマンは悪の手下、ウルク・ハイを育て、指輪を手に入れようとしていたのだ。ガンダルフはフロドにさすらい人ストライダー(アラゴルン)は滅亡した北方王国の王家の子孫(イシルドゥアの血を引くもの)であることも告げる。また、エルロンドは指輪はこの裂け谷には置けないとガンダルフに告げる。そして裂け谷でエルロンドが中つ国ミドルアース)の各種族を集めて指輪をめぐる会議が開かれた。
会議では、指輪の今後について討議が行われた。ゴンドールのボロミアは執拗に指輪をほしがり、国の為に使おうとするが、皆反対で、なかなか結論は出ないままであった。フロドの役目は裂け谷に指輪を持ってくる事がその任務であったのだが、彼は皆の前で自ら「滅びの山」に行って指輪を葬る決断をする。すると、皆賛同し、その中で魔法使いガンダルフ、人間のアラゴルン、ボロミア、闇の森のエルフのレゴラス、ドワーフのギムリが旅を共にする
と申し出る。もちろん、サム、メリー、ピピンも一緒だった。そして「旅の仲間9人」がここに誕生したのだ。余生をこの地で送るために、この裂け谷にビルボもいた。再開を喜ぶフロド。ビルボは冒険で手に入れた剣、スティングとミスリルをフロドに渡す。旅に役立つものとして…
ひとときの再開を果たすアラゴルンとアルウェン。そして旅の仲間たちはこれから指輪を葬る旅に出るのだ。どんなに過酷で危険な旅になるのか、想像もつかぬまま…
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