旅の仲間-プロローグ-
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遠い、遠い昔、闇の冥王サウロンは密かに、世界を滅ぼす魔力を秘めた「一つの指輪」を作り出した。サウロンは、自らの残忍さ、邪悪さ、そして生きるものすべてを支配したいという欲望を、この指輪に注ぎ込んだ。
やがて、中つ国(ミドル・アース)の自由な地は、指輪の力をふるうサウロンの手に落ちていった。
 激しい戦火の中、勇気ある者たちがサウロンの支配に次々と立ち向かい、ひとりの勇者、イシルドゥアがサウロンの指を切り落とすことに成功した。サウロンが敗れたのだ。指輪はイシルドゥアの手に渡り、悪を永遠に滅ぼす唯一の機会を得た。滅びの山に投げ込めばすべてが終わる。しかし、イシルドゥアは自分の指輪として身につけた。その後、指輪はイシルドゥアを裏切り、死に追いやる。その後、指輪は、時と共に所有者を変え、所在を変え、いつしか伝説となった。
そして2500年の月日が流れた…
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