王の帰還-シーン3-
Scene-1 / Scene-2 / Scene-3 / Scene-4 / Ending
ゴンドールの向かったローハン軍は、ペレンノール野でサウロン勢と激突する。サウロン軍に参加しているのはオークだけではない。地には武装したトロルや、ハラドリムと呼ばれる南方の人間たちが乗る象に似た巨大な獣マキル=オリファント、空にはナズグルたちもいる。そして戦乱の中、ナズグルの首領「アングマールの魔王」がローハンのセオデン王に襲いかかる。王を守ろうと剣を向けたエオウィンを、魔王が「人間の男には自分を殺すことはできない」とせせら笑ったとき、彼女は戦死の兜脱ぎ、長い金髪をなびかせて「私は男ではない」!そしてホビットのメリーも攻撃に加わって、彼女はアングマールの魔王を倒す。セオデン王は彼女に微笑み、「これで恥じることなく、父祖の仲間入りができる」と息を引き取るのだった。
同じころ、ゴンドールの都ミナス・ティリスもオークの軍勢に襲われていた。執政デネソールは息子ファラミアが瀕死の重傷を負い意識不明で戻ったのを見て「執政の血筋は絶えた」と精神錯乱に陥る。そこでガンダルフがデネソールに代わってゴンドール軍の指揮を執り、自らも戦闘に加わっていく。デネソールは、息子ファラミアは死んだと思い込み、ピピンの説得にも耳を貸さず、、ファラミアを道連れに焼身自殺しようとする。ピピンはファラミアを救おうと、戦闘の中をガンダルフを探しに行き、ガンダルフを狙うオークを仕留めるという功績をあげる。ピピンと駆けつけたガンダルフはファラミアを救うが、デネソールは乱心のまま塔から身を投げてしまう。
こうしてペレンノール野でもミナス・ティリスでも人間の苦戦が続き、もはや敗北は目前かと思われたとき、ペラルギアの港に黒船が着く。オーク達は味方の海賊がやってきたと思って喜ぶが、船から現れたのはアラゴルンと彼が率いる死者たちの大軍勢だった。アラゴルンらと死者たちは瞬く間に攻め上がり、、戦いはゴンドール=ローハン共闘軍の勝利に終わる。メリーとピピンも再会を果たした。
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