二つの塔-シーン4-
Scene-1 / Scene-2 / Scene-3 / Scene-4
谷底に転落したアラゴルンは命からがら、角笛城に到着した。喜ぶエオウィン。そして、信じて待っていたレゴラスが暖かく迎えてくれた。アラゴルンはセオデン王に途中見たサルマンの軍は1万を超えると進言する。夜、サルマンの軍隊は角笛城の目前まで迫ってきた。ウルク=ハイの数は1万は下らない。一方、ローハンの軍隊は、老人から子供まで国中の男達が武器を手にしても、300人に過ぎない。アラゴルンはゴンドールに援軍を頼むべきだと主張するが、、今では二つの国の交流は途絶えていた。セオデンは命の限り戦うという悲壮な決意を固める。今や王が、国民が、そしてレゴラスまでもが生きて夜明けを迎えられないと絶望した時、「いつでも望みはある」というアラゴルンの言葉を裏付けるかのように、エルロンドから遣わされたハルディア率いるエルフの軍隊が到着する。ローハンの人々は再び希望を持ち、城の守りについた。
ついに戦いの火蓋は切られた!どれだけ弓矢を放っても、剣で切り倒しても、後から後からわいてくるウルク=ハイの軍団。はしご、用水路の爆破、アラゴルンたちは必死の思いで城を守る。しかし、サウロンの軍は数で上回り、追いつめられていく。ハルディアもウルク=ハイによって刺し殺される。悲しむアラゴルン…ローハンの軍は奥深い城へと非難していく。
その頃、メリーとピピンも木の鬚に守られてのんびりしていたわけではない。この戦いに負ければ、、あお平和で楽しいシャイアもなくなってしまうと思ったメリーは木の鬚に助けてくれるよう懇願するが、戦いを好まないエント達は集まって協議するが、何も行動は起こさないと決定。言葉では、木の鬚の心を変えられないと知ったピピンは、サルマンの手によってファンゴルンの森が無惨にも殺戮されているのを見せる。木の鬚の怒りは爆発。エント達を呼び寄せ、アイゼンガルドのオルサンクの塔を襲撃し、サルマンを幽閉してしまう。
一方、角笛城は危機に迫っていた。「5日目の夜明けに東を見よ」と言い残してエメオルの軍を探しに行っていたガンダルフが約束通り帰って来た。形勢逆転である。ウルク=ハイの軍を見事に破り勝利したのだ。サウロンに勝利したのだ。犠牲も大きかったが、この勝利はこれからの物語に大きな役割を果たすこととなった。
王の帰還に続く
Scene-1 / Scene-2 / Scene-3 / Scene-4