二つの塔-シーン3-
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ヘルム峡谷へと急ぐ一行。それぞれに思いを馳せながら、長い旅路を大移動する。アラゴルンは愛しきアルウェンの夢で、語り合い、エオウィンはアラゴルンに思いを寄せる。難攻不落と思われたヘルム峡谷は間近であった。そんな時、レゴラスが殺気を感じた。サルマンのオークの軍勢が不意に襲ってきたのだ。エオウィンにローハンの民を誘導するように残して、アラゴルンセデオン王達は戦闘に入った。アラゴルンはオークの獣と共に谷底に転落する。悲しむレゴラスとギムリ。そして一行はアラゴルンをあきらめ、無事、ヘルム峡谷へと到着する。
スメアゴルは約束通り、モルドールの黒門まで案内した。しかし、見張りの兵が辺りを監視しているため中には入れない。スメアゴルはモルドールへ入る秘密の入り口へ二人を連れて行くと申し出る。サムはスメアゴルを信用しないが、フロドはまたしてもスメアゴルの言葉を受け入れた。日に日に指輪の邪悪な力に魅せられていくフロドはスメアゴルの気持ちがわかるため、彼を打ち捨てることができないのだ。当のスメアゴルは良心とゴラムの悪い心に引き裂かれて苦しんでいた。
身も心も指輪に支配されていくフロドに、外からも危険が迫る。オークに殺された旅の仲間、ボロミアの弟ファラミアの軍隊に捕らえられてしまったのだ。ファラミアの父で人間の国ゴンドールの執政デネソールは、冥王サウロンとの戦いに備えて、指輪を手に入れたいと願っていた。ファラミアはフロドとサムをオスギリアスの峠へと連行する。しかし、ファラミアは父を裏切り、運命に従い、フロドたちを解き放つ。
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